造形からアクリル画、ボールペン画まで自由な作柄が結集。河原有紀子さん(甲南女子大・3年)の「巳年元旦」は、全作品の中でもひときわカラフルに会場を飾った。同作品が会場に搬入されたのは、展覧会2日目の27日。「期限が来てもなかなか構想が決まらず、今までの中でも完成までに苦労した作品だった」と河原さんは制作を振り返る。「その分、蛇の周りに描いた七福神の絵など、力を入れたのでそちらの方も見てほしい」と話した。


 また、高根誠生さん(近畿大・2年)の作品「歩く猫」は、タイトル通り猫を中心に描きつつも、背景に力を入れて描いたという。高根さんは自身も猫好きで、今までも1点を除き全て猫に関する作品を輩出してきた。「今後も猫を書いていきたい。次回は、今までに出した1番お気に入りの『猫』を手直しして出したいと思う」と、早くも次の展覧会へと意識を向かわせていた。

 展覧会開始時刻すぐに入場した男子学生は、「自分と同じくらいの年齢の学生が、こんなきれいな作品を作っていることに感動してしまう。また来たくなりますね」と絶賛した。

 今回の神制2月展覧会は、3月3日まで開催されている。


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