吹田の磨きを際立たせる一環として企画されたこのコンテストでは、「大学生らしいスイーツのイメージやパッケージ案を」と吹田市にキャンパスをもつ大阪大・大阪学院大・関西大・千里金蘭大の4大学の学生を対象にレシピを募集。大阪ミュージアム構想を進める大阪府府民文化部や、吹田市にある菓子店などの協力のもと実現したコンテストだ。

 
 最優秀賞を受賞した荒井恵梨奈さん(千里金蘭大・4年)。吹田名物・吹田くわいのリキュールを使い、くわいの形のスイーツを提案した。このコンテストに力を入れていた研究室の先生のために、皆で団結したという。優秀賞は山田実咲さん(千里金蘭大・4年)と宇都宮あかりさん(関大・2年)の2人。山田さんは「芽が出る合格チョコ」と題したくわいの形をしたチョコレートを考案。また、宇都宮さんは吹田の名所・三色彩道をイメージした和菓子を考案した。それぞれの大学生らしい独創性溢れるレシピに、審査員も「プロの常識を超えた発想。刺激的だった」と講評した。
 
  荒井さんと山田さんは大学の食物栄養学科に、宇都宮さんは大学でスイーツ関係のサークルに所属している。考案したレシピは、今後吹田のお土産として商品化する可能性もあるという。審査員を務めた菓子工房ら・ふれーずの岩本定久氏は「ここから発展して吹田のスイーツができあがってほしい。第2回、第3回の開催を期待した
い」と次回の開催への期待をのぞかせた。