初戦を2−0で快勝し、迎えた準々決勝。
窪田に続き、今日は谷本もケガで欠場するなど、
チーム状態は決して万全ではなかった。
しかし、やはり王者は強かった。

先制点が生まれたのは開始5分。
MF泉澤仁の右クロスにニアサイドで飛び込んだ
FW工藤光輝が頭で合わせ先制。
続いて7分にはまたしてもMF泉澤のクロスを
FW工藤がダイレクトで蹴り込み2点目。
10分にはこぼれ球に詰めたFW河田が3点目をあげ、
試合を一気に3−0とした。
「試合の入り方が素晴らしかった」と
須佐監督が称賛したように、開始わずか10分での
3ゴールで流れを大きく引き寄せた。
21分に失点し、一時攻め込まれる苦しい時間帯もあったが
「3点取ってからチームとして足が止まってきつかったが、
そういった時間帯を防げたのが大きかった」と工藤。
GK原田直樹がビッグセーブを見せるなど、
守備陣の踏ん張りでそれ以降失点を許さなかった。

4−1で折り返した後半も、MF可児壮隆のPKなど3得点を追加。
相次ぐ主力の欠場で苦しい状態の中、
7−1の大勝で準決勝進出を決めた。

今日ボランチでプレーしたMF可児は
「早い時間に3点入って良かった」とコメント。
4得点をあげた工藤も、「立ち上がり、相手に
ペースを掴まれる前に3点奪えて良かった」と
いずれも立ち上がりの得点について話した。

次は準決勝。
総理大臣杯で阪南に敗れ、リベンジに燃える福岡大との対戦だ。
夏冬全国連覇へ、チーム一丸となって挑む。

●全日本大学サッカー選手権大会準々決勝(12月22日・川口市青木町公園総合運動場 )

阪南大 7 4-1 1

中央大

3-0
FW工藤4(5,7,45,64分)
FW河田(10分)
MF可児(71分)
DF二見(76分)
得点者

 DF安田(21分)