前節、2年ぶりのインカレ出場を決めた関大。
優勝は逃すも、インカレの組み合わせに
今日の勝敗が関係するため、
最後まで気を抜けない戦いとなった。

試合は、関大が序盤から落ち着いてボールを回す。
しかし、大院大のプレスを前に、
シュートまで持ち込むことが出来ない。
前半は放ったシュートは1本に留まる。

0−0で迎えた後半。膠着状態を打開するべくFW安藤を投入。
そして後半20分。左サイドで安藤の突破からFKを獲得すると、
キッカーは岡崎。FKにFW19,木村が頭で叩き込み、
待望の先制点をあげる。
ペースを握った関大は追加点を狙いたいところだが、
終盤大院大の猛攻にあい、失点。
1−1の引き分けに終わった。

今日の結果を踏まえ、2位が確定。
リーグ準優勝にも、選手たちに笑顔はなかった。

試合後、島岡監督は「前節からの1週間を経て、
やろうとしているところは見られた」と
明るい表情で振り返った。
リーグ最終戦を終え「すごく勉強になった1年だった。
精神的に大人になるべきだったのに、幼かった。
精神的な弱さがある。すぐに克服できる課題ではないが、
自分としてもチームとしても
その課題に向き合えるようになってほしい」とコメント。
「インカレでは、自分たちがやり続けてきた内容を
出来るように、楽しみにしている」と話した。

MF田中は「先週に続き、2試合連続で勝てていないので、
納得はいっていない。もう一回修正しないと
全国では勝てない」と厳しい表情で話した。
今年1年については「前期は良くなかった。
夏でチーム一丸になれた。後期、阪南との対戦は
ベストゲームだった。自信になった」と振り返った。
インカレでは関東王者・専修大と対戦する。
夏の総理大臣杯で敗北を喫した相手だが、
「専修にあたりたかったのでありがたい。
借りを返したかった。夏にやられた分、
選手たちは専修とやりたいと思っていた」と
力強く話した。

また、MF岡崎は「前節と今日は違った。
やろうと挑戦して、出来なかったから
違う内容のゲームにすることは出来た」と
今日のゲームについて話した。
優勝を逃したことについて「優勝に捉われていた。
前期、ああしとけば良かったというのが多かった。
悔しい部分が大きい」と悔しさを滲ませた。
最終学年として戦ってきた今年については
「引っ張ってこれたかはわからない。
でも、みんなでやってきてインカレの切符を
手に入れられて良かった」とコメント。
「専修戦へは1度負けている分、
モチベーションを作りやすい。みんな同じ気持ち。
チーム1つになってやっていきたい」と前を向いた。

田中、岡崎ともにインカレは4年間の集大成の場。
初戦の強敵相手に全てをぶつける。

●関西学生サッカー後期リーグ第3節延期分(12月2日・J–GREEN堺)

関大 1 0-0 1

大院大

1-1
FW木村(65分) 得点者

山千代(86分)