昨年、あと一歩のところで逃したインカレへの切符。
今日の引き分けにより、2年ぶりにインカレ出場権を獲得するも
選手たちに笑顔はなかった。

試合は前半32分、びわこ大・FW松田力の1点目を皮切りに
激しい撃ち合いとなった。
先制されるも、直後の33分にMF田中がミドルシュートを沈め、
すぐさま試合を振り出しに戻す。

後半14分、MF岡崎のCKにMF田中が頭で合わせ、勝ち越すも
今度はびわこ大が追いつき、試合は2−2へ。
アグレッシブさを増す中、後半39分。
MF岡崎が正面から鮮やかなFKを突き刺し、再びリードを奪う。
そのまま関大の勝利で終わるかに見えたが、
びわこ大が粘りを見せ、後半41分に3失点目。
勝てばインカレ出場権の獲得とともに、優勝への望みも
残っていた関大。
一縷の望みをかけて必死で食らいついてきたびわこ大を
突き放せず、試合は3−3で終了。
優勝への望みは断たれた。

試合後、島岡監督は「得点は個人で、失点はチームで取られた。
まとまれていなかった。ばらばらだった」と
険しい表情で話した。

今日2得点をあげたMF田中は「チームとして、攻撃も守備も
まとまっていなかった」とコメント。
「インカレ出場権は取れたけど、今日は勝つべき試合だったし、
勝たなければいけなかった」と振り返った。
次節、最終戦を迎えるが、
「どんな試合であってもやることは変わらないし、
もう1回自分たちのサッカーを見つめて、
純粋に自分たちのサッカーを楽しみたい」と前を向いた。

●関西学生サッカー後期リーグ最終節(11月25日・長居第二陸上競技場)

関大 3 1-1 3

びわこ

2-2
MF田中2(33分,59分)
MF 岡崎(84分)
得点者

FW松田力(32分、86分)_ MF 山本 (62分)_