インカレ出場圏内に踏みとどまるためにも負けられない大一番で関大が真価を発揮。 
4年間勝てなかった宿敵・阪南大を相手に、まさにハードワークで勝利を掴み取った。

試合は前半から大きく動く。
前半9分、現在得点ランキング2位の阪南大・FW泉澤に決められ失点。
どちらかと言えば、後半に調子が上がる関大にとって
痛い展開だが、今日の関大は違った。

15分、DF内田のクロスにFW篠原が飛び込んで1点を返すと
直後の16分にはDF内田の絶妙なセンタリングにMF岡崎が
ダイビングヘッドで2点目。一気に逆転する。
27分にはPA内で倒されたMF岡崎が獲得したPKを自ら
きっちりと決め、スコアは3-1へ。

後半も集中力を切らさず、守備で粘りを見せた関大。
ロスタイムに失点するも、何とか1点リードを守り切って
3-1で勝利。
MF田中の負傷退場などアクシデントもあったが、
チーム一丸となり、大きな勝ち点3を掴み取った。
試合後、ピッチに崩れ込む選手たちの姿が
激闘を物語っていた。

今日2アシストのDF内田は「阪南とのゲームは特別。かなり激しかった」とコメント。
2得点をあげたMF岡崎も「タフな試合だった」と激戦を振り返った。

首位・阪南と勝ち点差に少し開きはあるが、今日の勝利で
優勝も射程圏内に。
「今日のようなタフなゲームでまとまっていきたい」(MF岡崎)。
前節、2位の桃山学院大を破るなどリーグ終盤にきて好調の関大。
最後まで目が離せない。

●関西学生サッカー後期リーグ第9節(11月10日・長居スタジアム)
 

関大 3 2-1 2

阪南

1-1
篠原(15分)
岡崎2(16、27分)

 

得点者 泉澤(9分)
朴(92分)

 

びわこ 1 1-1 1

大院大

0-0
山本(6分)
 
得点者 富瀬(35分)