試合が動いたのは前半5分だった。
桃山学大DF宮崎のセンタリングがそのままゴールへ吸い込まれ、思わぬ形で失点する。
早い段階で1点リードを奪われた同志社は、積極的な攻撃を仕掛ける。
MF山崎を起点にボールを集めると、FW石津やFW杉山とサイドを崩しながらゴールに迫った。

試合は0−1のまま後半へ。
同志社は前半、守備を崩すことに意識が向いて直接シュートを狙えていないところがあったが、
後半はPAまで何度も攻め込んだ。
しかし、桃山学大の守備を破ることが出来ず、得点に意識が向いて直接シュートを奪えないまま0−1で敗北。
試合後、望月監督は「今日のゲームでは守備陣は落ち着いていた」と前を向いた。

後期を最下位で迎えた同志社。勝てない一番の原因はDFラインが崩壊していることだ。昨年まで守備を支えていた4年生が卒業したことにより、今年のチームではまだ最終ラインを形成出来ていないため、失点を重ねている。ただ、決して得点が取れていないわけではない。開幕2戦とも黒星。13年ぶりの降格だけは避けたいところだ。2部降格圏内を脱出するべく同志社の厳しい戦いは続く。

●関西学生サッカー後期リーグ第2節(9月23日・長居スタジアム)

同志社 0 0-1 1

桃山学大

0-0
  得点者

宮崎