相手は始め何か仕掛けてくるだろうと予想していた立命だが第1Qに二度もオンサイドキックをきめられるなど対応が甘く、TDとFGを許してしまう。その後、RB井上がTDを返すもののK佐伯がFGを外してしまい第1Qは7−10と追いつけ切れず終了した。「第1Qの姿はスタッフも含め大反省しなければならない」と米倉監督は振り返った。 

 しかし、2年前に大学日本一に輝いている立命。第2Qからは追い上げを見せる。まずはディフェンス陣、DL谷本が見事なQBサックを決め、相手を5ヤードロスさせる。そこからチームに火がついたのかRB井上のTDで逆転し、第3Q、オフェンス陣もWR宜本LB井上、RB鈴木がTDを決め、さらにK佐伯は45ヤードのFGを決め41−10と一気に追い抜いた。 

 この試合で5回あったTDのうち見事に3回を決めたRB井上は「僕のなかでは0点の試合だった。優勝するために一発で倒れないLBを目指したい」と今後にむけてストイックな姿勢をみせた。

 

 

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
立命館大 7 10 24 3 44
近畿大 10 0 0 0 10