前半からFW泉澤がキレのあるドリブルを仕掛け、積極的にゴールを狙った阪南大。
DF飯尾とMF可児の連携で右サイドから相手の守備を崩すなど、
ゲームのペースを引き寄せると、前半19分。
DF飯尾のクロスにFW工藤が頭で合わせて先制点を挙げる。

 運動量が落ちた後半、1点を返され延長戦へ突入するも延長後半4分。
前半から幾度となくチャンスを作りだしてきたFW泉澤のパスを
FW奥野が流し込み、再び阪南大がリードを奪う。

 一方、守備では「GKが頑張ってくれた」とDF飯尾が話すように
GK原田が体を張った守備でゴールを守った。
試合終了直前にもDF飯尾が体を投げ出してシュートを防ぐなど、
終始攻守ともに力のこもったプレーを見せた阪南大。
1点リードを守り切り、関東第一代表の早稲田大を下した。

 試合後、須佐監督は「主力選手を怪我で欠くなか、よくやってくれた」とコメント。
また、主将のDF飯尾は「無失点でいけるようにしたい」と決勝戦へ向けて意気込みを語った。

11年ぶりの全国制覇まで、あと一勝だ。

●総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント準決勝(7月14日・キンチョウスタジアムで)

阪南大 2 1-0 1

早稲田

0-1
延長
0−0
1−0
工藤
奥野
得点者

富山