試合は逆転につぐ、シーソーゲームとなった。第1Qに立命館がK佐伯のFGで先制する。神戸大も第2QにRB吉田がTDを決め、逆転。7-6の神戸大リードで前半を終える。後半に入ると、まず立命館が流れをつかむ。第3QにQB前田からRB鈴木へのTDパスで逆転、第4QにもFGで追加点をあげる。苦しい状況に追い込まれた神戸大は、WR岩本が83ヤードをかけぬけTD、ビッグプレーを演出する。さらに、試合残り時間18秒にWR麻生が逆転のTDを獲得。立命館の最後の攻撃シリーズには、LB長渕のインターセプトで勝利を決定づけた。 

 春シーズンの目標を「打倒立命」としていた神戸大。主将のDL白石は「今日の勝利は、めげずに取り組んできた結果だと思う」と話し、目標達成へ向け、チームで培ってきた努力をうかがわせた。萬谷ヘッドコーチも「岩本はビッグプレーで前半の悪いところを挽回してくれたし、麻生はけがをおして最後に決めてくれた」と選手たちを称えた。

 価値ある勝利にも萬谷ヘッドコーチは「今回の勝利は次を目指すためのチャンスととらえたい。うかれずに、次戦や秋シーズンを見据えていく」と気を引き締めた。秋シーズンに関し白石主将も「初戦の関西大戦、次の京都大戦の二試合を意識している。上手くスタートを切りたい」と話した。


●関西学生大会(5月13日・エキスポフラッシュフィールド)

  1Q 2Q 3Q 4Q
立命 3 3 7 3 16
神戸大 0 7 0 14 21
  1Q 2Q 3Q 4Q
関学 3 7 7 6 23
龍谷 0 0 7 0 7