龍谷大 全勝で5連覇達成
「ホッとしています。」試合後、サイド加藤主将が怪我で欠場していた間、ゲームキャプテンを務めたサイド吉野は胸をなでおろした。今年度は「一体感」をスローガンに、全員バレーで戦うと決めた龍谷大。しかし怪我により昨年度のレギュラーが3人も抜けるという予想外の幕開けだった。絶望的な状況ながら1、2年生の下級生を中心に戦い、見事優勝を掴みとった。
龍谷大は第1セット、今季を通して成長した1年生サイド宮井や、吉野のスパイクで得点を量産。圧倒的力を見せて25−14で第1セットを先取する。
しかし第2セットで状況は一転。常にリードされる苦しい展開を強いられる。しかし「何とかしのげるようになった」という川島監督の言うように、リードされても何とか食らいつく。接戦の末第2セットを29−27で勝ち取る。流れを掴んだ龍谷大は第3セットも25−15で勝ち取り、ストレート勝ち。今季リーグにおける成長を見せつけた試合展開で、見事5連覇を成し遂げた。
優勝を決めた彼女らだが表情は引き締まっている。みな口にするのは「全勝優勝しなければ満足できない」ということだった。完全なる5連覇へ向け、彼女らは止まらない。
●関西大学バレーボール連盟女子春季リーグ第9日(5月20日・大阪体育大体育館)
龍谷大(9勝) | 3 | 25-14 | 0 | 京産大(5勝4敗) |
29-27 | ||||
25-15 | ||||
コメントを残す