大黒柱を欠いてもなおチームは強かった。大院大のオフェンスの中心で主将のPG石原が体調不良で不在のなか迎えた決勝。「チーム全員で勝てた」。試合後のC小阪の言葉がこの日の試合を象徴していた。

一進一退の大接戦となった。大院大は第1Qに相手のアウトサイドのシュートに苦しめられるも、第2Qには石原に代わってスターターのPG合田、SG西原らの速攻で2点差に詰め寄った。後半に入っても一進一退の攻防を繰り返した両者。しかし、第4Qに久々のフル出場となったC小坂が連続得点。相手を突き放し大院大が2年連続の王座をもぎ取った。

2連覇を達成した大院大。試合後、「チーム力が出ていた」と行広監督はエース不在でも勝利したチームを賞賛した。しかし、「(西日本大会へ)ディフェンス力をつけることが課題」と優勝にも慢心はなかった。

●関西学生バスケットボール選手権決勝

  1Q 2Q 3Q 4Q
大院大 14 19 23 22 78
関学 20 15 20 18 73

●関西学生バスケットボール選手権3位決定戦

  1Q 2Q 3Q 4Q
天理大 23 21 20 27 91
京産大 13 10 13 10 46