本領を発揮したのは第4Qだった。大院大は第3Qまで相手ディフェンスのプレスになかなか得点が伸びない。第3Q中盤で逆転を許し、1点をリードされる。「リードされるとは思っていなかった」と行広監督。
 
 しかし、チームはここから真価を発揮する。ディフェンスリバウンドから速攻が決まり、持ち味が徐々に出始めた。第4Qになっても集中が途切れず、第3Qの勢いそのままに開始早々から猛攻を仕掛ける。持ち味と走りこみで培われた体力で、運動量が落ちてきた相手を一気に突き放した。

 昨年、2部から昇格した大院大。立命に続き、次戦もまた1部の近畿大と対戦する。しかし、「自分たちのやるバスケは変わらない」とPG石原主将。得意の速攻で勝利を目指す。

●関西学生バスケットボール選手権4回戦

  1Q 2Q 3Q 4Q
大院大 16 16 23 33 88
立命 14 10 21 12 57