勝ちはしているものの、プレーにミスが多く、自分たちのプレーが出来ていない龍谷大。川島監督は打開策として、サイド市川に代え、今季初出場の稲田を投入した。昨年までレギュラーとして活躍していた稲田。「すぐに出て活躍したかった」と意気込んでいた。

 第1セット、龍谷大は稲田、サイド宮井を中心に鋭いスパイクを打ち込み、2517でこのセットを取る。続く第2セット目も流れを渡さず、ミスも少なく25182セット連取。サイド吉野主将はこの2セットを「今季で1番良かった」振り返った。続く第3セットを取られ、流れを悪くしたものの、続く第4セットでまたも稲田のスパイクやブロックが光る。最後には稲田がスパイクを打ち込み、2725でこのセットを取って31で龍谷大が勝利した。
 
 試合後稲田は「(第4セットは)勢いでぶち当たろうと思った。自分が入ってある程度雰囲気を変えられたので良かった」と嬉しそうに話した。しかし川島監督は「(チームとして)データに出ないところが出来ていない。とくにファーストレシーブは課題」と難しそうな表情。
 
 課題が多い龍谷大だが、これで3勝負けなし。「1つずつ勝っていくしかない」と川島監督。稲田の活躍など、少しずつだが良い一面を見せ始めている。
 
 

●関西大学バレーボール連盟女子春季リーグ大3日(4月22日・神戸学院大体育館)
 

龍谷大(3勝) 3 25-17 1 神戸学大(3敗)
25-18
19-25
27-25