この催しは「京都をアートの国際マーケットとして開発したい」という目的で、各地で芸術系イベントを開催している「ART KYOTO」の企画の一環。食べ物をモチーフにした絵画など、一般の絵画・彫刻展示のほか、3階と6階で藤井大丸とのコラボ展示、7階ではギャラリーneutronがプロデュースするアートのセレクトショップ「くちばしニュートロン」での展示を行った。

 「SHAKE ART!」代表の後藤あゆみさん(京都精華大・4年)は、自らが中心となって展示会の準備に3か月間取り組んだ。「展示を見るだけでなく、買うことを考えてきてくれた人がいたので嬉しい」と販売についての手ごたえを話した。出展者の星野菜月さん(京都精華大・修士課程)の作品が、初日で5点売れるなど、人気の集中する作品も現れた。中には東京からネット上の告知を見て訪れた人もいたという。

22日には「Grass land」の企画として、オープニングレセプションパーティも開催される。また、星野さんの作品については、人気のため作品の追加が行われるそうだ。「服を買いに来てもらえるような感じで作品を買ってもらえれば」と、後藤さんはほほ笑んだ。