地域におどりを普及
「京炎 そでふれ!」は、第3回京都学生祭典の中で生まれたおどり企画で、今年で7年目を迎える。おどり教室は活動の一環で、地域の人と交流を深め、そでふれに興味を持ってもらうことを目的として昨年の12月から踊り手の有志で行っている。このほか、出張して演舞を披露する「出前教室」など活動の幅は広い。
教室では本番用の演舞である「スペシャルコース」のほか、振り付けを知らない人や低年齢者層を対象に「中間コース」「簡単コース」が設けられ、コースごとの振り付け指導が行われた。指導員となった踊り手のダイナミックな見本に、参加者からは時折「おおっ」という声があがった。また教室の最後には、踊り手と参加者が合同で「京炎 そでふれ!」を踊り、一同は笑顔で踊りを楽しんだ。
「おどり普及部長」として活動をまとめる香川大地さん(京都薬科大・2年)は、ゆくゆくは教室での成果を披露するような場も提供していきたいという。「10月にやる京都学生祭典だけでなく、もっといろいろな人に知ってもらいたい」と、今後の期待も話した。
出前教室をきっかけに、今年2月に誕生した北陵高校おどりチーム「輝京(ききょう)」の代表で、今回の参加者である中村将太さんは「普段はなかなか教えてもらえる人がいないので、こうして大学生の方に教えてもらえるのは嬉しいこと」と、教室の試みを称賛した。また、副代表の岡田美穂さんも「自分たちでは気付かない点も教えてもらえます」とにこやかだった。
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