自己紹介や言葉遊びから始まり、自らの教育論を明確にして人に伝える「ワールドカフェ」へと続いた。中でももっとも白熱したのが、「アイデアプレゼンテーション」。プレゼンを聞いた人の協力によって、2カ月でアイデアを実現するというものだ。辻本恵太さん(京大・修士課程2年)は、絵本作りで被災地を支援する「学びの絵本作りプロジェクト」を発表した。聴者からは「絵本をPDF化して公開してはどうか」という提案などが飛んだ。

  college cafeは1月で1周年を迎えた。設立したのは山川勝弘さん(龍谷大・4年)。「college cafeはあくまで話す場の提供」と山川さん。大学で国際経済を勉強していた影響で、山川さんはアフリカに留学したが、この経験を話せる人が周りにいなかった。そのため、共有地としてcallege cafeを立ち上げたという。第1回目は、自身の留学経験から、国際協力をテーマに、Twitterだけで集めた40人で開催した。

終了後、山川さんは「やっぱりみんなやってることがある。それをもう少しかきあわせられれば、可能性がどんどんでてくると思う」と喜んだ。

  参加者の森井翔大さん(京産大・2年)は「僕もプロジェクトを進めていこうとする人間なんで、いろんな人のいろんな考えに触れて学ばしてもらったなと思った」と企画の素晴らしさを話した。