社会の問題点を学生が議論
第1回となる今回は、「働く」ことをテーマに、世代間や地域間の格差について議論された。敷居の低い議題を取り上げることで、若者がこの格差について考えるきっかけを作ることが目的。論者は5人。大学生だけでなく社会人、院生も参加し、直接傍聴していた人を巻き込み、会場は熱気に包まれた。
この企画は、企画代表の山川勝弘さん(龍谷大・4年)が1月、30代が世代間格差をテーマに議論するNHK番組「新世代が解く!ニッポンのジレンマ〜震災の年から希望の年へ〜」を視聴したことに始まる。その後、山川さんはTwitterで「ニッポンのジレンマの大学生版を作りたい」とつぶやき、後に中心メンバーとなる、大阪、福岡、東京の大学に通う3人が共感した。4人は住んでる地域は離れているものの、SNSやSkypeでやりとりしながら構想。同志社での説明会を通し、他者の意見も取り入れつつ形にしていった。主な連絡手段がSNSであったため、代表以外の中心メンバーは、当日に初めて会った人もいたという。
番組は、Ustreamで生放送する予定だったが、機材の故障により中止。後日放送する形となった。しかし、「思っていたよりも上手くできた」と中心者の一人、吉沢裕紀さん(東大・3年)は喜んだ。代表の山川勝弘さん(龍谷大・4年)は「これからも京都だけでなく、色んな地域でヨル会議を続けていきたい」と今後に期待をよせる。
参加者の一人、吉浪優香さん(京大・2)は「SNSから広まり実現出来てる。これがきっかけで、こういった新しい人の集め方が広まっていったら」と話した。
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