大商大 順天堂大にストレート負け
第1セットを21−25、第2セットを19−25で落とし、後がない第3セット。相手のサーブミスから始まり、2点目もサイド田中主将のスパイクで取ると流れをつかんだ大商大。5−4の場面から、サイド中河のスパイクを皮切りにセンター河戸が2本、セッター三田村が1本相手レフトをシャットダウンし、9−5とする。しかし相手の速い攻撃や、高さのあるブロックに悩まされ追いつかれると、大商大はスパイクを連続でミス。終盤は頼りになる田中にトスを集めチャンスを待つも、あと一歩及ばず24−26で第3セットも落とし、セットカウント0−3で敗北した。
順天堂大は去年の準決勝で負けを喫した相手。「挑戦者として向かっていこうと思った」と田中。しかし結果はストレート負け。「あっけなかった」とリベロ瀬川は振り返る。この1年間、死に物狂いで練習してきた。西日本インカレ前はブロックを中心に練習、全日本インカレ前にはレシーブを強化し、準備は万端だった。「本当に頑張ってきたが、報われなかった。それは仕方のないこと」(中嶋監督)。一生懸命努力しても叶わないものがあるということを、実感した試合だった。
この大会で引退する4年生の瀬川は「商大に来てよかった。色々と良い経験ができた」とやりきった表情で話した。また、今年1年を「去年よりは精神的にも技術的にも成長できた」と満足げだ。さらに1年間主将を務めてきた田中は「親や先輩、色んな人に応援をしてもらった」と、4年間を「感謝」という言葉で締めくくった。
来年度に向け、3年生の河戸は「来年は自分が頼られる選手になりたい」と抱負を語る。チームに関しては「今年以上の成績を残したい」と気合いをみせた。来年度の新チームへ。大商大の次なる戦いが始まった。
●全日本バレーボール大学男女選手権大会4回戦(12月9日・とどろきアリーナ)
大商大 | 0 | 21-25 | 3 | 順天堂大 |
19-25 | ||||
24-26 | ||||
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