強豪同志社相手にも天理大の強力なアタックでの得点力は揺るがなかった。開始早々にHO芳野のトライで先制すると、CTBトニシオ・バイフが起点となってパスをつなぐとフリーになったWTB宮前がトライ。そこから怒濤の攻撃を見せ、合計10トライ。SO立川主将が「前半戦の山場と見ていた」という一戦で大勝をあげた。

この試合でもバックス陣の強さが光った。タックルを受けても倒れない、倒れながらでもパスを出せる力強さを持ったバックス陣は同志社相手でも力を発揮。相手守備をきりきり舞いさせた。

同志社戦では「外への展開を止めることを意識した」という立川。完全に崩される場面は少なく、前半のラインアウト、セットプレーからの失点にとどめた。後半には前半の失点シーンを修正し、完封。強豪の同志社を大量点で破ったことで改めて天理大の強さを見せつける結果となった。

これで開幕から3連勝。これまでの試合は圧倒的な試合内容で勝っているだけに、インカレへの期待は高まる。立川は「今年は飛び抜けたチームはない。チャンスはある」と力強く話した。

●関西大学ラグビーAリーグ第3節(10月16日・天理親里球技場)

天理大 66 33-10 10

同志社

33-0