同志社 17安打で勝ち点獲得
春の王者としての貫録を見せた試合だった。
近大に先制点を許す厳しい立ち上がりだったが、3回裏、大谷の左前適時打で同点。さらに、生島の中前安打で逆転に成功。4回にも得点打となる左前安打を放ち、この日2安打の活躍をみせた大谷は、「自分は足が速いのが持ち味なので転がす野球を心掛けた」と話した。
5回には、6番石塚が相手を突き放す3点本塁打を右翼スタンドに叩き込んだ。「春の神宮大会の経験から、夏は球速が速い投手に対応できるように練習した。その成果が今日出たと思う」と石塚。この3点本塁打で波に乗った同志社は、8回に川越の三塁打によって3点を追加するなど、打線が爆発し、結果17安打11得点で近大を圧倒した。
小玉監督は、「目標である神宮大会に向けて同じような野球を続けるだけ。選手たちも自覚している」と話し、大勝にも冷静だった。
◎関学 継投で1勝1敗のタイに
関学は先発の飛嶋が立ち上がりを狙われ、初回から1点を追う展開に。しかし、5番松浦からの3連打で同点に追いつくと、無死満塁から8番黒木秀の犠飛で勝ち越し。その後も得点を重ね、4−2と逆転に成功した。
投げては4回からマウンドに上がった永島が、打たせて取る投球で最終回まで0に抑える好救援をみせた。これで勝敗が1勝1敗となり、勝負の行方は明日へと持ち越される。
清水監督は「永島には完投能力がある」と過去最長のイニングを投げた永島に目を細めた。
中継ぎ陣が調子の良い関学。投手陣が優勝への鍵を握る。
●関西学生野球秋季リーグ第3節2回戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
関学 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
立命 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
【関学】飛嶋、○永島−山_裕
【立命】●工藤、山田、余語、井奥、小松−山村
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
近大 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
同志社 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | 1 | 1 | 3 | × | 11 |
【近大】●森田、白井、横田、松田、仲岡、山本隆−山本優、田中祐
【同志社】○尾中、國正、大家、大戸−小林、茶田
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