京都学生ボランティアチームは震災発生から毎週末、四条河原町で募金活動を行っている学生団体。当日は講演者として、写真家の安田菜津紀さんやかとうゆういちさんが登場。2人とも東北を訪れ撮影した写真をもとに、参加者に向かって自分の役割や被災地に対する思いを話した。

会場には学生だけでなく社会人も多く参加しており、ゲストの話やスライドに映し出される被災地の写真に見入っていた。被災地でのボランティア活動をする学生団体の紹介も行われ、複数の団体がプレゼンを行った。
チャリティーの共同リーダーで、京都学生ボランティアチームの黒田淳一さん(立命・4年)は「ジャーナリストは伝えるのが上手いので今回講師を頼んだ。自分自身を考えるきっかけになった」と話す。黒田さんは4月5日から宮城県石巻を訪れ被災地の写真を撮影。「写真を通して関西の人にも伝えたい」という。募金活動も継続して続けたいと話す。「(震災発生すぐは募金の協力に)100人以上来てくれて一日200万円の募金が集まっていたが、今は10人くらいで2万円にも届かない。意識的にも低くなってきたと感じる」。また「もっと(被災地に)行くべき。行動することに意味があると思う」と学生に行動を呼びかけた。