敗戦のショックを感じさせなかった。前日の負けを「いい経験になった」と前向きに捉えたPG濱田主将。試合前、主将は朝、一人一人みんなに声をかけた。この呼び掛けが前日の敗戦のショックから選手たちをうまく切り替えさせた。

「PGに抜かれないように意識した」というこの試合。前半から天理大のディフェンスが機能した。前半終わって29ー18。天理大は相手をディフェンスで完全に抑え込んだ。後半になってもディフェンスは弱まらない。第4Qに追い上げられたものの、69ー45と相手に20点差以上をつけて完勝した。

「新鮮な気持ちでいこう」。試合前にそう声をかけた二杉監督。勝っても負けてもその試合を忘れて切り替える。それが天理大のスタイルだ。前日からの切り替えも普段のスタイルからだった。まだ大会は終わっていない。「西日本大会につながるゲームをしたい」と二杉監督は明日への意気込みを語った。

●関西学生バスケットボール選手権(5月4日・大阪市立東淀川体育館)
 

  1Q 2Q 3Q 4Q
天理大 18 11 23 17 69
大阪経済大 10 8 9 18 45