立命 3得点で快勝 同志社は痛み分け
◎立命快勝
関西学生サッカー前期リーグ第3節、立命館大−京都学園大が4月23日、J-GREEN(大阪府)で行われた。立命はMF淵本の2得点などで3−1で快勝した。
開幕から2連勝中の立命はこの日も好調を維持。朝から降り続いていた雨でピッチのコンディションは悪い中、後半59分にMF淵本が先制ゴールを決める。その後、一旦は同点に追い付かれるも、DF藤原がコーナーキックから勝ち越し弾を決めるなど3−1で京園大に勝利した。
主将の藤田は、「グラウンドのコンディションが悪い中でも、焦ることなくいつものプレーを心掛けた」と試合を振り返る。また、好調の要因について聞かれると、「相手が誰であろうと、自分たちのサッカーを貫いた結果」と話す。これで開幕から3連勝と波に乗る立命。優勝に向け最高のスタートとなった。
◎同志社引き分ける
降りしきる雨の中行われた一戦。試合後、「あきらめなかったのはよくやった」と望月監督は選手達をたたえた。桃山大はディフェンスラインの裏にボールを集め、快速2トップがボールを追いかける攻撃が効果的で同志社は苦しめられた。前半は1−1の同点で折り返すが、後半の開始 1分にCB野地が抜け出した相手をたまらず倒し一発退場。疲れがたまった後半の大部分を数的不利で戦うことになった。
そして後半35分、体をはってこらえていたディフェンスが桃山大のセットプレーから失点してしまう。残り時間が少ない時間での失点で勝負は決 まったかに見えた。しかし同志社はあきらめずカウンターから機を伺い続け、迎えた後半ロスタイム。ペナルティエリアでスルーパスを受けたMF東矢がGKを 落ち着いてかわして放ったシュートはゴールネットを揺らし同点に。ゴールと同時に試合終了の笛が鳴る中、東矢はベンチに走りよりメンバーと喜びを爆発させ た。
決勝点を決めたMF東矢は4年生になり「自分でやらないとダメ」と話し、言葉にもプレーにも責任感を感じさせている。だからこそ「どうしても引き分けにしたかったから嬉しかった」と自身のリーグ戦初得点よりチームの引き分けに喜びを感じているようだった。
●関西学生サッカー前期リーグ第3節1日目(4月23日・J−GREEN堺)
立命 | 3 | 0-0 | 1 |
京園大 |
3-0 | ||||
淵本2 藤原 |
得点者 |
村上 |
同志社 | 2 | 1-1 | 2 |
桃山大 |
1-1 | ||||
オウンゴール 東矢 |
得点者 |
中東 |
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