この日、攻撃の要QBには昨年からスターターを務める今村が起用された。昨年は自らボールを持ち、ランをする姿がよく見られたが、今年はパスに重点を置いているという。しかし試合序盤からそのパスがうまく通らない。降雨という悪条件の下ではあったが、試合後半になるにつれ、パスの数が減ってしまった。

一方でディフェンスではよい面も見られた。今年度の主将であるDL徳原や、LB福田が機敏な動きで相手オフェンスに仕事をさせない。水野監督が「(徳原、福田は)どこへ出してもそん色ない」と話すディフェンス陣の仕上がりは上々のようだ。

「オフェンスは全般に力不足」と水野監督が話すように、当面の課題はオフェンス。今村のパスはもちろん、パスの相手のレシーバー陣の奮起が待たれる。

●アメフト交流戦(4月23日・宝が池球技場)

  1Q 2Q 3Q 4Q
京大 7 0 7 0 14
龍谷大 0 0 0 0 0