プログラムに参加する学生は「文科会」とよばれる研究テーマごとに分かれたグループに入り、企業へのフィールドワークなどを通じて、両国に対する理解を深めていく。

 
 尖閣諸島問題など多くの問題を抱える日本と中国だが、実行委員の関口大樹さん(立命館大・4年)は「むしろそういった軋轢(あつれき)に挑んでいくのが楽しい」と話す。関口さんは実行委員のほとんどが東京の学生の中、関西からも多く参加してほしいと思って活動している。昨年度の会議にも参加し、中国の学生らと実際に現地で議論を交わした。その経験を、意識の違いを感じることが面白かったと話す。テレビや新聞などから受ける中国のイメージは大きかったというが、「メディアにとらわれないで、実際に会って話したい」(関口)。
             
 関口さんは現在、今年の会議参加者を集めるため、就職活動の傍ら説明会などの準備に奔走している。「昨年は沖縄や長崎からも参加してくれた。大学も学年、学部関係なく幅広い学生に参加してほしい」と意気込みを語ってくれた。
   
 会議の参加者はホームページやポスターなどで4月28日まで募集している(http://jcsc.jp/)