終始龍谷大のペースを守り抜いた試合だった。龍谷大、セッター日隈主将の巧みなトスワークで相手を翻弄し、最後まで相手を寄せ付けなかった。

 


 第
1セットを25-6でものにし、勢いづいた龍谷大。第2、第3セットは相手も粘りを見せ、ラリーが続く場面も多く見られたが、龍谷大が拾い負けすることはなかった。その結果、危なげなくストレート勝ちを収めた。日隈は「自分たちのリズムで試合ができた」と振り返る。

 

 
 
今年の龍谷大は昨年のレギュラーメンバーが、リベロを含めて
5人残っている。昨年の春季、秋季リーグでの2連覇を経験しているメンバーばかりだ。新チームの主将に選ばれたセッター日隈。スタメンではただ1人の4年生としてチームを鼓舞し続けてきた。試合中どんなに点差が開いても、ラリー間は下級生の選手とのコミュニケーションを欠かさない。「主将になって、声を掛けることが増えた」と日隈。プレーでも精神面でもチームを引っ張っていく。

 

 
 
新チームになってからわずか
4ヶ月。チームは未完成であり、可能性は測り知れない。日隈は「一戦一戦を勝ち抜いて、だんだんチームを完成させていきたい」と語った。

 

•関西大学バレーボール連盟女子春季リーグ開幕戦(4月10日・兵庫県立総合体育館)

龍谷大(1勝) 3 25-6 0 園女大(1敗)
25-16
25-11