「ほっとした。試合は終わったけど、やっとリーグが始まったなと思った」と話すサイド田中主将。
セットカウント2−1で迎えた第4セット。大商大がマッチポイントを握り、最後の1点を自らのスパイクでつかんだ時のことを、笑顔で振り返った。

 初戦の相手、立命は昨年からレギュラーメンバーの変動がないチーム。田中も「フルセットは覚悟していた」という。第1、2セットは連取したが、立命もそう簡単には引き下がらない。第3セットでは、中盤に5点差をつけられるなどし、29−31で落としてしまった。
 
 今年の大商大は身長が低いため、練習時間のほとんどをレシーブ練習に費やしている。「粘り負けをしたら負けると思った。今日はよく拾えていたほう」と田中が話すように、第3セットを取られても粘り強くボールに食らいつき、勝利を手にすることができた。
 
 しかし、課題も多く残る試合となった。レシーブの要、リベロの瀬川は「点差が開いたらボールに対する執着心が薄れていった。それを持続させていかないと」とレシーブでの課題を話した。

•関西大学バレーボール連盟男子春季リーグ開幕戦(4月10日・兵庫県立総合体育館)

大商大(1勝) 3 25-23 1 立命(1敗)
25-16
29-31
27-25