京大で探査機「はやぶさ」公開
昨年、小惑星「イトカワ」から帰還し話題をよんだ「はやぶさ」が京都で初公開された。宇宙航空研究開発機構(JAXA)による展示団体の公募で、同博物館での開催が決定。会場には実際のパラシュートや「はやぶさ」に用いられたカプセル、探査機の模型が展示され、訪れた親子連れや高校生が熱心に話を聞いていた。
この展示会では、同博物館の提案により堀川高校や嵯峨野高校(両校ともに京都府)の生徒が参加する「はやぶさ」委員会が作られ、「はやぶさ」の仕組みを実演で来場者に説明するスペースも設けられた。イトカワの粒子採取の方法を実演説明した掘川高校1年生の西井裕亮さんは、「(はやぶさは)調べていたものとは実際には違っていて実物はすごいと感じました。実演はとても緊張しました」と話した。
そして6日は京大百周年時計台記念ホールでシンポジウムもあり、「はやぶさ」の設計・開発に関わった京大の研究者による講演が行われた。500人以上の参加者で会場は開始前から満員。「はやぶさ」への一般の関心の高さがうかがえた。
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