早稲田大最初の攻撃、2プレー目でDB荻須がインターセプトリターンTD。「狙っていた」という序盤のビックプレーで勢いに乗った。

一時は逆転を許したが、一度つかんだ流れは離さなかった。RB北川のTDランで逆転すると、第2QのにはRB高野橋も2つのTDラン。「パワープレーにこだわった」と話したQB谷口の力強いランも加わり、早稲田大をフィジカルで圧倒。リーグ戦から続く4週連続となる試合でもその「パワーフットボール」はさびつかなかった。

 

 「勝ったことは純粋に嬉しいが、ここは通過点」と米倉ヘッドコーチ。2週間後には日本一をかけて社会人王者とライスボウルで対戦する。史上まれにみる関西リーグ3校同時優勝をくぐりぬけ、学生日本一に上りつめた立命。目指すは真の日本一だ。 
 

 

●全日本大学選手権アメリカンフットボール選手権決勝(第65回毎日甲子園ボウル)(12月19日・阪神甲子園球場)

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
立 命 13 14 13 8 48
早 大 7 0 0 14 21

◎年間最優秀選手 QB谷口翔真(立命・3年)
◎甲子園ボウル最優秀選手  RB高野橋慶太(立命・4年)
◎甲子園ボウル敢闘選手 末吉智一(早稲田大・3年)
◎NFL特別賞 荻須創太(立命・4年)