今回の相手、東亜大は去年ベスト4のチーム。そんな格上の相手に対し「チャレンジ精神で臨んだ。試合を楽しもうと思った」とセンター大谷。その言葉通り第1セット、第2セットはセンター線がうまく機能したため、危なげなくセットをものにした。

 

 

 

 このまま試合をものにするかと思われた第3セットだが、出だしでまさかの4連続失点。悪いムードに流されてしまうのか。しかし大商大の選手たちは強気だった。「4年間の思いがある」(大谷)。中嶋監督も「この試合で終わったら悔いが残るぞ」と選手たちに喝を入れた。
悪いムードは断ち切られ、中盤の連続得点から一気に逆転した。主将のサイド越猪は「ムキにならずに冷静に戦った」と振り返った。

 

 

 

 大商大がベスト4へ進出するのは約10年ぶり。ここまできたら目指すは一つしかない。越猪は「関西勢がどこも残っていないので、みんなの思いに恥じないようにがんばりたい」と意気込みを語った。

●全日本バレーボール大学選手権大会トーナメント準々決勝、大阪商業大−東亜大(12月3日・東京体育館) 

大商大 3 25-22 0 東亜大
25-22
25-23