なるか「打倒関東」 バスケインカレ1回戦展望
関西勢の先陣を切る関大。リーグ前半戦は調子が上がらなかったが、後半戦に天理大を下す波乱を演じるなど尻上がりに勢いを増し、最終戦でインカレ出場をつかみ取った。
対するは今年関東リーグ1部に昇格を決め、やはり上り調子の大東文化大だ。豊富なシューターに2メートル級のビッグマンも複数そろえ、様々なプレースタイルに対応できるチームだという。特にゴール下で身体を張る鎌田はチーム一の長身で198センチ。一回り小さい関大のインサイド、C稲葉、PF市野の頑張りの頑張りが一つのカギとなる。
「(大東文化大は)いっぱいリードすると気を抜くところがあります。特に3Q」と北村さん。しかし、関大も月本が自ら「調子乗り」と形容するように波のあるチームだ。今季逆転負けの多かった関大だが、リードされた場合、逆の展開を作ることが出来るか。
勢いのあるチーム同士の対戦だけに、少しの油断が命とりになる。北村さんは「どちらのチームが当日の最後に流れを持ってくるかに尽きる」と予想した。
●全日本学生バスケットボール選手権1回戦 (11月30日・国立代々木競技場第二体育館)
関西大-大東文化大 午後1時40分開始
北村美夏(きたむら・みか)
1983年生まれ、東京都在住。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。学生時代よりスポーツサイト「S-move」、白夜書房「中学・高校バスケットボール」等で執筆。日本でのバスケットボール普及の為に幅広く活動している。
コメントを残す