強豪を完璧に封じ込めた。奪われた得点はPG2本の6点のみ。「よくノートライに抑えてくれた」と小松監督はディフェンス面を賞賛。攻撃の面でもWTB塚本が3トライを挙げるなどで活躍。チーム総計9トライを奪い、終始同志社を圧倒した。
 
 この日も9トライ中、8トライを挙げるなど、今季の天理大はBK陣の活躍が光る。中でもCTBハベア、バイフの両外国人と、SO立川理の攻撃力は圧倒的。他チームがこの3人をマークすると、サイドに展開して得点する。このBK陣の攻撃を防ぐことに、各チームは頭を悩ませている。
 
 残るは2節。「35年ぶりの優勝が見えてきたが、最後までわかりません」と小松監督。ここまで負けなしの天理大だが、決して驕ることはない。見据えるのは最終節、昨季の王者、関学との対戦。悲願の優勝までこの勢いそのままに戦いたい。

●関西大学ラグビーAリーグ第5節
▽(11月13日・宝ヶ池球技場)
京産大 26 13-26 61
近 大
13-35
 

 
立 命 26 21-8 28
大体大
5-20
▽(11月14日・長居第2競技場)
 
天理大 59 26-3 同志社
33-3
 

 
関 学 45 19-0
摂南大
26-7