同志社、神宮出場の切符 惜しくも逃す
「チャンスの時に打てない。選手達はチャンスの時にピンチの時みたいにバッターボックスに立っている」。同志社の小玉監督は試合を振り返る。9回裏の中谷のファインプレーでサヨナラ負けのピンチをなんとか首の皮一枚でつないだ同志社。ピンチの後にチャンスあり。延長10回表、2番和田の二塁打で一死2塁とチャンスを作った同志社は続く3番中谷、4番松原と凡打が続きチャンスを活かすことが出来なかった。来季に向け、打線に課題が残る試合となった。
エース藤井はサヨナラ負けが決まった瞬間、がっくりと膝をついてうなだれた。これまで何度も同志社を勝利に導いてきた右腕は、神宮がかかった最後の関門で力つきた。今年はエースとして、また主将として重責を担い、文字通り大黒柱としてチームを引っ張った。「100点満点の主将。文句のつけようがない」と児玉監督は絶賛した。
この試合が最後の試合となってしまった4年生。試合後のミーティングでは選手らからおえつが漏れた。小玉監督はこの一年間の4年生達を振り返り、「一年間いい野球をしてくれた。よくやってくれて満足」。と笑みを浮かべながら語った。チームが掲げている「改革」のいい土台ができたと語る小玉監督。「その土台を引き継いで、3年生以下とまた一から頑張っていくつもり」と小玉監督はすでに次を見据えていた。
○明治神宮大会関西第2代表決定戦(11月4日・南港中央球場)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
同志社 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
関国大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 3 |
【同志社】●藤井−小林
【関国大】○松永−福山
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