●佛教大・大野 驚きの1位指名

「まさか自分が1位指名されるとは」左肩の怪我で4年生最後の秋のシーズンを棒に振った大野は驚きの表情を隠せなかった。「1位指名されるイメージが無かったので、今年セ・リーグで優勝した中日に選ばれて嬉しいです」と笑顔で話した。

今秋のシーズンこそ出番が無かったものの、今年6月に行われた全日本大学選手権の東北福祉大戦では自己最速の151キロを計測し、全国屈指の強豪を相手に2安打完封。佛教大が所属する京滋リーグでは通算防御率0.58、18勝1敗という好成績を残し大学ナンバーワン左腕と評された。
 
また、北海道日本ハムファイターズが交渉権を獲得した斎藤佑樹に関して聞かれると「東京六大学で怪我なく4年間やってきたのはすごい。セ・リーグとパ・リーグで分かれてしまったが、対戦する機会があれば絶対に勝ちたい」と同世代に対するライバル意識の高さをうかがわせた。

「チームが決まって実感が湧いてきた。今のままじゃ通用しないので、自分が出来ることを一つ一つやるだけ」と大野は話す。大学ナンバーワンと評された左腕は、活躍の場をプロの世界に移す。

○大院大 小林寛のコメント
今の自分があるのは(置かれた)環境のおかげ。周りの人に感謝したい。

○天理大 小山雄輝のコメント
まさか原巨人にとは思っていなかったので、すごく光栄に思います。一日でも長くプロで野球ができるように、怪我をしない体づくりをしていきます。

○大商大 福山博之のコメント
プロを意識したのは4年生になってから。しかしようやくプロのスタート地点に立てるという嬉しい思いでいっぱい。とにかく人に応援してもらえる愛される選手を目指したい。