立命あと一歩 打倒王者に手応え
◯立命あと一歩 金星へ手応え
充実感か、脱帽か—。立命の浅村コーチは一言「強い」と天理大を評し、ニヤリと笑った。
ディフェンスの要はPF上妻。数回り体格の違う怪物C・サンバを相手に体を張り、嫌がらせに徹する。「第3Qまではプラン通り」(上妻)。心臓部へのストレスでオフェンスの流れを滞らせ、優位に立ち続けた。
だが最終Q、後を追うのは立命の方だった。分かれ目は第3Q終盤。体力、集中力がすり減ると、怪物の歯止めが利かなくなった。ここからPG平尾、SG大谷らの外角シュートも当たりだし、6連続得点を許す。わずか3分で11点のリードを帳消しにされた。
練り上げたプランは機能したが、それでも勝てなかった。やはり王者は強かった。上妻は「天理に勝てるというのは、イコール関東にも勝てると考えている」。以前から立命の選手がくり返してきた言葉を改めて口にした。
「明日は何が何でも勝ちにこだわっていきたい」と浅村コーチ。金星への確かな手応えを胸に、立命は再び頂に挑む。
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