龍谷大が春秋連覇を果たしたのは初めて。4年生のサイド大角が「最後のリーグだし、(連覇を)自分たちの代で成し遂げたいという気持ちが強かった」と話したように、それをみごとに現実のものにしてみせた。

 

 「リラックスリラックス!」第1セット中盤、セッター日隈の声が龍谷大のコートに響き渡る。打っても打っても神戸親和女大のレシーブ陣が食らいついてくる。サイド大角は「点を取ろうと焦って周りが見えていなかった」と振り返った。
「みんな焦っていたので、焦っていない人にトスを上げて追いついていこうと思った」と話した日隈。その期待に応え、サイド吉野などのスパイクによりようやく第1セットをものにした。

第2セット以降もいまひとつ波に乗り切れてはいなかったが、大角などを中心になんとか持ちこたえた。

 

 しかし、今回の試合では、レシーブの乱れから思うように攻撃できない場面が多かった。
日隈は「楽に勝てた試合だったのに、自分たちで自分たちを追い込んでしまった。今までの反省を生かして次に臨みたい」とリーグ最終戦へ向けて意気込みを話した。

●関西大学女子バレー秋季上位リーグ(10月11日・千里金蘭大体育館)

 

京都橘大(5勝4敗) 3 15-25 2 大国大(6勝3敗)
26-24
25-18
22-25
15-13

 

龍谷大(9勝) 3 27-25 0 神戸親和女大(4勝5敗)
25-21
28-26