「絶対に負けられなかった。この2週間、同志社戦へ向けての攻撃陣の取り組みはいつもと違った」とQB林。神戸大は前2試合ともに完封負けと攻撃陣が不調だったが、この試合は同志社を攻撃で圧倒した。
中でも活躍したのがRB木内。チームの獲得ヤード数の約3分1を一人で稼ぎだした。「オフェンスラインのおかげです」と話す木内。第1、2QともにQB林からボールを受け取ると敵のタックルをかいくぐり中央突破しTDを奪った。
守備陣もラインが機能し、獲得ヤード数16ヤードと同志社に全く攻撃をさせなかった。主将の庭山は「オフェンス、デイフェンスともに自分たちのやりたいことが形になって出た」と完封勝ちを喜んだ。

快勝した同志社戦だが課題も残る。前半はラン攻撃が効果的に働いたが、後半は相手にうまく対応された。その分パス攻撃を用いたが、インターセプトを2度受けるなど不安定な部分が出た。萬代ヘッドコーチも「リスクはあるかもしれない。これからの試合で、パスを投げなければならない場面は絶対出てくる」と話す。
今後、正QBとして出場している林の活躍が、上位進出の鍵になるかもしれない。(記者=松本尚也、多田隈翔一)

●関西学生アメフトリーグ第3節(10月2日3日・王子スタジアムほか)

 

 

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
神戸大 7 14 7 3 31
同志社 0 0 0 0 0

 

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
関学 14 14 7 17 52
甲南大 7 0 0 0 7

 

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
立命 14 10 10 16 50
近大 0 3 0 0 3

 

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
関大 0 0 0 14 14
京大 0 0 0 0 0