決着の3戦目。春秋連覇を目指す同志社にとって、絶対に落とせないこの日の試合。同志社は先発の藤井が7回まで投げ、関大打線をわずか1失点に抑え込む好投を見せた。だが、打線の援護がない。このまま終わってしまうかに思えた1点を追う9回。一死1、2塁で打席には5番小林。「ここで打たなあかん」と積極的に振っていったバットが、それまで好投していた関大先発の横山が投じた球を上手くとらえ、貴重な同点の適時打に。その後続く生島の打球で勝ち越し、2-1で関大に勝利した。

 土壇場で技ありの打球を放った小林は、「あと1本というときに、自分が打てていなくて。それでも5番で起用してくれている監督や、励ましてくれる先輩方のためにも今日打ててよかったです」と頬を緩めた。

 これで勝ち点2を挙げた同志社。小玉監督は「(今日勝って)これで近大戦にじっくり挑めるからね」と話す。連覇を狙う同志社にとって、大きな山場となる次の近大とのカード。天王山を制することはできるのか。打線復調が勝利の鍵を握る。

●関西学生秋季リーグ第3節3回戦(9月20日・わかさスタジアム京都)

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
同志社 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2
関大 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

【同志社】藤井、○平川-小林
【関大】●横山-永松
 

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
近大 0 1 0 2 0 0 0 0 0 3
関学 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

【近大】○中後-田中祐、柴立
【関学】●飛嶋、樫岡、岡地、村上-福本