同点に追いつかれた第3Q。互いに勝ち越しを狙い攻勢をかける中、値千金の1点をもぎとったのはAT松永だった。はじかれたショットに反応し、相手DFと交錯しながらもゴールに押し込んだ。リーグ戦出場は2回目という2年生ATは、この勝ち越し点を含め6得点の大活躍。「今日体調が良くなかったが、それで逆に緊張がほぐれた部分もある」とはにかんだ。

 勝ち越し以降は完全に試合のペースを握った。京産大にほとんど攻める時間を与えず、一方的に攻め続けた。終わってみれば12点を奪い圧勝。昨年2位の関学に続き、3位の京産大も下し、順調な滑り出しに成功した。しかしリーグ戦はまだ序盤。さらに、目指す日本一へ向けては関東勢、そして社会人チームという高い壁を越える必要がある。「チームとしても自分としても、2段階、3段階レベルアップしないといけない」(松永)。頂点を極めるまで、チームに慢心はない。

●関西学生ラクロスリーグ男子(9月20日・宝ケ池球技場)

  1Q 2Q 3Q 4Q
京大 4 0 2 6 12
京産大 1 2 1 0 4

 

  1Q 2Q 3Q 4Q
龍谷大 1 1 4 2 8
同志社 4 2 0 2 8