祭りの日、「競技場」に浴衣を着た人や家族連れが多く集った。トラックには大学のサークルや地域の団体がゲームコーナーや模擬店を出店。芝生に設けられた特設ステージでは、神戸大のよさこいチーム「山美鼓」など様々な団体が演技したり、浴衣美人コンテストが行われたりと祭りを盛り上げた。訪れた人々は模擬店を回ったり、芝生の上に座って食べ物を食べながらステージを鑑賞したりと、思い思いの方法で祭りを楽しんだ。
 
ユニフェスひょうごは、兵庫県内の学生を中心に2009年に発足したイベント団体。UNIVER祭自体は今回で3回目となるが、ユニフェスひょうごが主催として開催したのは2度目。前回との違いは「時間と規模」、と話すのはユニフェスひょうご代表の中野翔太さん(兵庫県立大・3年)。開催を昼からにし、また規模を拡大したことで集客につながったという。客だけではなく、スタッフや模擬店、ステージに出演した学生の数も昨年の約250人から約400人に。UNIVER祭は、着々と多くの学生、地域を巻き込み、規模は広がっていっている。
 
中野さんの目下の目標は総合運動公園全体を使ってUNIVER祭を行うこと。「(今回は)タイムスケジュールがかつかつになったので、1年のスパンで長期的に考えていきたい」と中野さん。第3回UNIVER祭の開催に向けて、中野さんはすでに歩み始めている。