夢の舞台、15組熱唱
日本最大級のアカペライベントともいわれる「KAJa!」。京大や阪大、立命といった関西の大学生グループだけでなく、早稲田大や慶大など関東の学生バンドも多く参加した。
2010年のトリを務めたのは神戸大「アキレス・健・ヌッツォ」。男声6人による力強い歌声とパフォーマンスで観客を魅了し、祭りの最後を盛り上げた。「(KAJa!への出演は)アカペラのアカデミー賞」とメンバーら。夢の舞台にたった喜びをあらわしていた。
前回の開催が新型インフルエンザ流行によって秋にずれ込んだ影響で、準備期間が例年と比べて短かった今年の「KAJa!」。実行委員長の沢村歩美さん(武庫川女大・3年)は「無事終わってホッと安心している」と笑顔で話した。
◯豪華プロゲストも出演
学生らアマチュアバンドに加え、毎年出演するアカペラのプロバンドも「KAJa!」の醍醐味だ。今年は日本を代表するグループTRY-TONEなどが登場し、詰めかけたアカペラファンの歓声をあびた。また会場を訪れていた、RAG FAIRの「おっくん」こと奥村政佳さんもTRY-TONEの呼びかけでステージに。夢のコラボレーションに会場は熱狂した。
「早稲田大学SCSでアカペラをやってた20年前に戻ったよう」と学生時代を懐かしんだTRY-TONEのメンバー。かつて自身も「KAJa!」のMCを務めるなどしていた奥村さんは「学生のボランティアで、これまで続けてこれたことはすごい。『思い』で続けてこれた」と話した。
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