フェアトレードとは、発展途上国の女性や小規模農家などに仕事の機会を与え、公正な対価を支払うことで彼らの自立の支援を行う国際協力の取り組み。ショーでは、イギリスの女優エマ・ワトソンさんとフェアトレードのブランドPeople Treeとのコラボによる「Love From Emma」の衣服を着た学生のモデルが舞台を歩いた。ショーの合間にはエマ・ワトソンさんからのメッセージや、実際に支援を行ったインドやネパールの状況などがスライドで上映された。

  司会をつとめた奥村志津加さん(立命・4年)は「ボランティアはいつやめてもいいけど、フェアトレードはビジネスなので相互に必要な関係を築くものだから」と活動の利点を話す。フェアトレードを知らない人に対しては、「無理に(フェアトレードの商品を使おう)とは言わないけど、世界に少し目を向けてほしい」と訴えた。

 大学で福祉を学んでいるという相坂玲花さん(同志社・2年)は「(服を買うことで途上国支援ができるように)病院で働くだけでなくいろんな福祉の関わり方がある。ショーをみて視野が広がった」と感想を話した。