○立命 勝ち越せず手痛い引き分け

2点目が遠かった。試合を通じて放ったシュートは4本。DF前野主将も「攻め急いでしまった」と攻撃の単調さを嘆いた。首位の阪南大とは勝ち点差7に広がった。

前半7分に先制し、その後もテンポよく攻めた。だが、前半35分に追いつかれると、その後は引いて守る桃山学大の前に沈黙。相手陣に攻め込んでもはね返された。立ち上がりのいい流れの中で失点し、前野も「もったいなかった」と悔やんだ。

次節を終えると関西学生サッカー選手権のため、リーグ戦は中断する。前野は「勝ち点3を取って波に乗りたい」と勝利を誓った。

●関西学生サッカー前期リーグ第8節(5月8、9日・山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場ほか)

立命 1 1-1 1

桃山学大

0-0
坂本 得点者

中東

 【立 命】坂本
【桃山学大】中東

○関学 山内の活躍で3位浮上

1点ビハインドからの逆転劇。勝利のためにピッチを走りまわり、ひたすらにゴールを目指したFW山内が引き寄せた白星だった。

同点に追いつき迎えた後半30分、PA内でボールをキープしていた山内が倒されPKを獲得。これをFW村井が落ち着いて決め、同点に。さらに同37分に は、山内が「打つしかないと思った」というGKとの1対1をしっかりと決め、さらにリードを広げた。関学は、この2点のリードを守り抜き、勝利を収めた。

次節は8連勝と首位を独走する阪南大との対戦。勢いに乗っており手強い相手だが、「止めるのは俺らしかいない」(山内)と意気込む。次節でも勝利を挙げ、さらに勢いに乗ることができるか。

●関西学生サッカー前期リーグ第8節(5月8、9日・山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場ほか)

関学 3 0-1 1

大院大

3-0

高島

村井

山内

得点者

四ケ浦 

 【関 学】高島、村井、山内
【大院大】四ケ浦 

○同志社 ロスタイムに悪夢

誰がこの結果を予想していただろう。同志社はロスタイムに痛恨の失点。痛い黒星を喫した。

同志社は終始流れをつかみ、近大ゴールを脅かし続けたが2点目が遠い。試合が動いたのは後半ロスタイム。カウンターから決定的な1点を与えてしまった。「積極的にプレーしてやられたので、納得はしている」とFW角島主将は振り返る。

次の試合で勝って、いい流れで関西学生サッカー選手権に挑みたい同志社。「今のところ、リーグ戦全試合失点している。次の関大との試合で、選手権に繋がるいい試合をしたい」と望月監督は意気込んでいた。

●関西学生サッカー前期リーグ第8節(5月8、9日・山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場ほか)

同志社 0 0-1 2

近大

0-1
角島 得点者

枝本

大北

 【同志社】角島
【近 大】枝本、大北

○関大 4失点で敗戦

「相手の方がやるべきことを共有できていた」。試合後、MF藤澤主将はそう口にした。主将の厳しい表情、口数の少なさが納得のいかない試合だったことを物語っていた。

前節の堅守から一転、4失点。「隙があったら突いてくるチーム」(藤澤)と警戒するも、大量失点を許してしまった。攻撃陣が負けじと粘りを見せ、1点差まで追い付くも時すでに遅し。開幕から連勝を続ける阪南大の勢いを止めることはできなかった。

試合を振り返り、主将は「4年生がもっと頑張らないと」と肩を落とした。次節・同志社戦までに4年生を中心にいかにチームを立て直せるかがカギとなる。