出演したのは同志社「The Third Herd Orchestra」、関学「K.G.Swing Charioteers」、神戸大「MUSSOC JAZZ ORCHESTRA」、佛教大「R3 JAZZ ORCHESTRA」、甲南大「New Port Swing Orchestra」、京大「Dark BLue New Sounds Orchestra」、関東の強豪大から選抜されたセレクションバンド「濃い味バンド」、ジャズフェスに参加する大学から選ばれた関西セレクションバンド。学生らのハイレベルな演奏に、観客からは大きな歓声が沸き起こった。

 

 ○同志社大学The Third Herd Orchestra
 コンテンポラリージャズが持ち味の実力派バンド。フュージョンの「African Skys」、スパニッシュな「Tangos」の2曲を披露した。コンサートマスターの当村浩明さん(4年)は「2曲だけじゃなくてもっともっとやりたかった」と話した。

○関西学院大学K.G.Swing Charioteers
 そろいの赤のポロシャツを着て「Dinner With Friends」など4曲を演奏した。「赤は今年のうちのカラー。元気さが売りです」と話したコンサートマスターの岡部来多さん(4年)は「ガツンと印象を残せたのでは」と微笑んだ。

○神戸大学MUSSOC JAZZ ORCHESTRA
 毎年、奇抜な衣装とパフォーマンスで注目を集めるバンド。今年はミニーマウス「風の」衣装で登場し、ダンスも披露した。衣装を手作りしたというコンサートマスターの松代小春さん(3年)は「楽しく演奏できてよかったです」と振り返った。

○佛教大学R3 JAZZ ORCHESTRA
 15人中2年生が8人と、若さが売り。季節に合わせたという「A Warm Breeze」など2曲を演奏した。大勢の観客の前で演奏するのは初めてで、緊張したという中野愛子さん(2年)は「MCが盛り上げてくれて、すごい楽しく演奏できた」。

○甲南大学New Port Swing Orchestra
 代々受け継がれるという赤のネクタイがトレードマーク。映画にも出演するなど、実力は折り紙付き。「The Heart’s On」など、テンポの速い曲を中心に盛り上げた。コンサートマスターの山口祐太郎さん(2年)は「暑く、熱かった」と感想を話した。

○京都大学Dark BLue New Sounds Orchestra
 デューク・エリントンの曲のみを演奏するバンド。この日も「Take The "A" Train」などエリントンの4曲を披露。コンサートマスターの小幡晃一さん(3年)は「エリントンの楽しさを見直していきたい」と今後の目標を話した。

  最後のフィナーレイベントでは、出演者や実行委員らが総出で演奏。自らも壇上にあがって演奏に参加した実行委員長の山田愛子さん(阪大・4年)は「お客さんが楽しんでくれてる顔が見れたのでよかった。これからもぜひ(ジャズフェスが)続いてほしい」と笑顔で話した。