立命が同志社下し4連勝
○立命 完封でライバル下す
3連勝どうしのライバル対決。3試合10得点の同志社を完封し、勢いの差を見せつけた。
この試合、際立ったのは立命の守備力。同志社に12本のシュートを打たれたが、失点は0。DF前野主将も守備力の高さを「結果として残っているのが示している」と自信を見せる。CBの渡部、藤原が高さと強さで相手を上回り、SBの前野、篠原は豊富な運動量でサイドをカバー。その立命DF陣にに2点は十分すぎるリードだった。
次節は今季昇格した関西国際大が相手。「勝ち点3は最低条件」と前野。鉄壁の守備で次戦も勝利を目指す。
○同志社 得点奪えず完敗
好調だった攻撃陣が沈黙した。前半の決定機を決めきれず、立命に苦汁をなめた。
「シュートは打ったけど、崩しきれなかった」とFW角島主将も肩を落とした。疲れの見えた後半に立て続けに2失点。角島主将は「決めるか決められないかの差」とライバルのしたたかな戦いぶりを認めた。
次節は首位の阪南大と対戦。厳しい戦いが続くが、角島主将は「連敗したら3連勝した意味がない。内容よりも結果を求める」と前を向いた。
●<関西学生サッカー前期リーグ第4節>(4月25日・<山城総合運動公園太陽が丘球技場Bほか>)
立命 | 2 | 0-0 | 0 |
同志社 |
2-0 | ||||
坂本 伊藤 |
得点者 |
|
○関学 勝利も後味悪く
ロスタイムに3枚のカード。勝利するものの、連戦を前に苦しい展開となった。
交代してわずか3分。1-1と両者一歩も譲らない中、MF熊木が勝ち越し点を挙げた。後半36分、DFをひらりとかわすと、ドーンと鈍い音をたてたボールはゴールへと吸い込まれた。その後MF梶川が3点目のゴール。快勝を収めるはずだった。
しかし、後半ロスタイム。MF阿部の「落ち着け」という声が響き渡る。守備の要DF津田がPA内で相手を倒し、一発退場。PKを沈められ、1点差に。その後守り切ったが、動揺を隠せないまま、試合を終えた。
次節からは3試合が続く。「土台が緩んでしまったらできない。しっかりしたい」と熊木は気を引き締めた。
●<関西学生サッカー前期リーグ第4節>(4月25日・<山城総合運動公園太陽が丘球技場Bほか>)
大学1 | 3 | 1-1 | 2 |
大学2 |
2-1 | ||||
山内 熊木 梶川 |
得点者 |
鍔田 橘(PK) |
○関大 快勝で連敗ストップ
2連敗を喫し、停滞ムードが漂っていた関大。そんなチームに勝利をもたらしたのは、3年連続の得点王を目指す頼れるエースFW金園だった。「負けられない正念場だった」。金園の顔にも安どの表情が浮かんだ。
後半42分、相手GKが弾いたこぼれ球に金園が詰めゴール。さらにその1分後、金園はMF中島のパスをPA内で受け取ると落ち着いてゴールへと流しこんだ。前半に先制していた関大は、3点のリードをしっかりと守り抜き、連敗を2で止めた。
MF藤澤主将も「今までと比べるとイメージの共有ができたかな」と試合の内容にも満足げ。次節の相手は、2連勝中の近大。「気持ちを切り替えて、コンディションも整えてやっていきたい」。しっかりと気を引き締め直し、関大イレブンは連勝を目指す。
●<関西学生サッカー前期リーグ第4節>(4月25日・<山城総合運動公園太陽が丘球技場Bほか>)
関大 | 3 | 1-0 | 0 |
びわこ成蹊大 |
2-0 | ||||
OG 金園2 |
得点者 |
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