相手のミスに乗じ、大量点をとった同志社が近大から勝ち点を獲得した。この試合で同志社打線が放った安打はわずかに5本。しかし5安打ながらも、7得点を奪う効率のよい攻撃を見せた。

 先発の藤井は116球の気迫の投球を見せ、完投勝利。終盤ではやや疲れが見られ、9回には一死満塁のピンチを招く場面もあったが、大量リードに守られ9回を3失点にまとめた。一方、藤井は打撃でも同点に追いつかれた6回、勝ち越しとなる2点適時打を自ら放った。「藤井は良く投げた。自分が打ったので投球にも乗れたのでは」(児玉監督)。

 今節から連戦となる同志社。エース藤井を2度登板させている状況に児玉監督は「出来れば藤井を休ませてやりたい」とエースを気遣いながら、「次の京大戦気合をいれていく」と次節への意気込みを話した。

●<関西学生野球春季リーグ第4節3回戦>(4月26日・<南港中央球場>)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
同志社 1 0 0 0 0 6 0 0 0 7
近大 0 0 0 0 1 1 0 0 1 3

【同志社】●藤井-茶田
【近大】○中後、白井、森田、植田-柴立