優勝を懸けた天理大との一戦。2-2で迎えた第5試合、安部・善野ペアに同志社の命運が託された。「緊張したが、2ゲーム目を取ってから勢いに乗れた」と前衛の善野。0-1で迎えた第2ゲームはお互いに譲らずデュースが続く中、善野が積極的な攻めを仕掛けた。「自分のスタイルなんで」(善野)。勝負所でボレーを決めると流れを引き寄せ12-10で第2ゲームを奪った。攻めの姿勢を貫いた安部・善野ペアがそのまま4ゲームを連取。優勝を決めると仲間とともに喜び合った。

 優勝候補として迎えた24日のリーグ初戦、関西外大にまさかの負けを喫し優勝へ黄色信号がともった。しかし、昨年、春秋とリーグ制覇を果たした王者には逆境を覆す力があった。その後は接戦を制し3連勝。最終戦の天理大も0-2と追い込まれながらも、残りの3試合を制し3連覇を果たした。
 しかし、戦いはこれから。昨年、3位に終わった全日本大学王座決定戦(6月16~18・東京体育館)に関西代表として出場する。「関東はレベルが高いが、くらいついていきたい。今年は優勝が目指せる」と決意を新たにする越智主将。悲願の日本一へ向けた挑戦は続く。

関西学生ソフトテニス春季1部リーグ
優勝・同志社4勝1敗
2位・立命3勝2敗
3位・関学3勝2敗
4位・天理3勝2敗
5位・関西外大2勝3敗
6位・関大5敗
(同率の場合は直接対決などの結果による)