【人物解体】学生団体「才像」代表 吹上洋佑さん
在学中、吉本総合芸能学院(NSC)にも通うなど異色の経歴の持ち主。昨年10月から一人で活動を始め、今では40人近いスタッフをまとめあげる。「授業の後ろでしゃべっているようなモチベーションの低い学生を巻き込みたい」と抱負を語る。
「才像」を設立したきっかけは、昨年各県の知事が来校し行うリレー講義を受講し、自分も周りの学生も、都道府県についてあまりに無知であると気づいた事だという。「都道府県に関わるツールがない」と感じた吹上さんが考えついたのが、このキャッチコピーコンテストだ。
mixiなどで全国の学生からメンバーを募り、今では関西に留まらず首都圏や九州などからも学生が参加する。メンバー間の情報交換にはSkypeを使い、毎日深夜12時から4時間ほどの会議をしている。一度も顔を合わせた事のないメンバーもいるが、「全国の学生と交流出来るのがサークルの醍醐味」と笑う。
「才像」の代表としての生活は各都道府県庁との交渉や広報活動に多忙を極める。景品となる各都道府県の特産物を無償で提供してもらう交渉は、47都道府県全てを吹上さん一人で受け持っている。これらの交渉では、吹上さんの行動力が功を奏した。全国各地を飛び回り、都道府県の担当者らと直接話をする。「電話ではなく面と向かって話をする」という姿勢が認められたのか、ほぼ半数にあたる21都道府県から特産物提供の協力を取り付けた。
目指す職業はCMプランナー。4月からは阪大の文学研究科に進学。アートメディア論を専攻し、演劇の先生に学ぶという。「普通に広告を学んでCMプランナー、というのでは面白くない」。常に刺激を求め、今日も前進を続ける。
「才像」の活動については公式HP(http://saizo-express.com/)を参照。メンバーとして活動に関わりたい場合は47saizo@gmailまで連絡を。
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