立命が逆転で2連覇
今回は補欠に回った尾崎(1年)が逆転劇を演じた11月のびわ湖大学駅伝に続き、「きっかけ」は1年生だった。第3中継所、京産大に19秒遅れて4区の今 崎がたすきを受け取る。3キロ過ぎの登り坂に差し掛かり、京産大・住本のペースが落ちてくると、「いけると思った」。勝負をかけ一気に抜き去ると、現行 コースでは区間最高記録となる走りで11秒のリードを奪った。
後を受けた5区詫間、6区藤原の4年生コンビも流れを離さない。連続区間賞の走りで、最終的に京産大から16秒のリードを奪ってのゴールだった。「何が何でも勝ちたかった」。アンカーの藤原はゴール前でチームメイトと抱き合った。
4年生にとっては最後の大学対抗戦となった今回。3区を走った主将の西野が「いい走りをして終わりたかった。まわりも応えてくれた」と話すと、2年続け てゴールテープを切った藤原も「最後の駅伝で優勝できてよかった」と白い歯を見せた。最高の形で今年を締めくくった立命。選手らの表情は充実感に満ちてい た。
●第76回京都学生駅伝競走大会(12月6日・京都市洛北コース 6区間40.3キロ)
1位 立命 2時間1分30秒
2位 京産大 2時間1分46秒
3位 京大 2時間8分15秒
4位 同志社 2時間8分15秒
5位 佛大 2時間8分38秒
6位 龍谷大 2時間10分53秒
7位 滋賀大 2時間13分19秒
8位 京都工繊大 2時間18分48秒
区間賞
1区(7.5キロ) 林 和貴(京産大・3年) 22分55秒
2区(5.2キロ) 関谷宜輝(京産大・4年) 15分7秒
3区(5.4キロ) 野田一貴(京産大・1年) 16分17秒
4区(7.8キロ) 今崎俊樹(立命・1年) 23分44秒(区間新)
5区(5.2キロ) 詫間礼斗(立命・4年) 15分9秒
6区(9.2キロ) 藤原庸平(立命・4年) 27分59秒
三岡大樹(京産大・3年) 27分59秒
コメントを残す